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日時:平成21年6月18日 午後1時
於:東京八重洲富士屋ホテル

 日本果物商業協同組合連合会平成20年度第30事業年度通常総会が、6月18日、東京八重洲富士屋ホテルで開かれました。その概況と、本年度の事業計画は下記の通りです。

■概況
 平成20年を振り返ると、ニューヨーク株価の暴落、サブプライムローン破綻、世界金融市場危機と、世界のどの国も独立経済圏を持ち得ない状況下、金融のみならずすべての産業が強い影響を受け続けている。こうしたなか、日本全国のくだもの産地は品質を落とすことなく、世界から注目される品質を保ち続けている。果物産業に携わる我々としても、流通業界の立場を超えて農業とわが国の食、世界の経済を考えさせられる一年であった。
 一方、国(文化・厚労・農水各省)による食育の指針、民間団体によるベジフルセブン(青果物健康推進委員会)や5 A DAY(協会)活動に、我々も協力している。食流機構・中央果実基金等の協力も頂きながら世界に向かう運動も取り入れていく時代となった。現在の事業、青年会議の脱皮拡大、フルーツカレンダー、果物商品券、更にフルーツアドバイザー制度も変化させながら活性化させていく努力が必要である。


■事業計画

1.共同購買に関する事業

2.債務保証に関する事業

3. 団体協約の締結に関する事業

4. 生産・流通に関する事業
(1) 優良出荷団体の選奨
(2) 生産・流通関係会議
(3) 生産者・生産者団体との交流促進
 生産者団体を統括する日本園芸農業協同組合連合会、JA 全農、卸売会社との連携をもとに、優良生産地との交流促進、生産者子弟の小売実情研修の受け入れ等について検討を行い、その実現に努めて優良商材の確保と優良生産者・生産者団体の育成を推進する。

(4) 農林水産省をはじめとする各行政機関等への事業参加と積極的提言を続ける
(5) (財)食流機構(食品流通構造改善促進機構)の事業に協力
 (財)食流機構の実施する各種事業に対し委員を派遣する他、優良経営食料品小売店全国コンクール事業への参加等、引き続き積極的に事業への参加協力を行い、業務の進展に寄与する。
(6) (財)果実基金(中央果実生産出荷安定基金協会)の事業に積極的に参加協力する
(7) 昨年来の食品業界の信頼性の問題に関し、今年度の重要懸案事項として傘下各組合とも率直で素早い情報交換を考えていきたい。

5. 教育及び情報の提供に関する事業
(1) 青年会議と後継者の育成
(2) 講習会・研修会の開催
(3) 機関紙「果物月報」の発刊
(4) 情報の提供
 国産果実の生産・出荷予想、輸入果実の動向、また、各地価格動向、東京果協実施の食味(糖度)検査等の情報を提供するため、随時に「日果連広報」を発行するほか、会員団体・所属員に関する資料・情報の提供に努める。特に、青年会議及び関連研修会費等の予算を維持する。

6. 消費及び販売拡大並びに活性化対策に関する事業
(1)生産者団体との連携による消費拡大対策事業
 前年度に引き続き生産者団体を統括する全農(全国農業協同組合連合会)・日園連(日本園芸農業協同組合連合会)の宣伝担当者をくわえて販売宣伝委員会を組織し検討を行い、消費拡大対策事業の拡充と、生産者団体の実施する事業との有機的な結合を実現する。各地で開催される各種の生産者大会には、従来同様に積極的に参加し、その結果を会員相互に発表する。
(2) フルーツカレンダー、ポケットカレンダーの作成配布・部数拡大に努める
 フルーツカレンダーへの協賛団体の更新と見直しを行っていく。
(3)「 くだもの商品券」事業の拡充
 くだもの商品券事業の抜本的見直しを実施。
(4) 消費者への呼びかけと啓発活動
(5) 「毎月8日はくだものの日」の地域特性を活かした活動
(6) HP「くだもの屋さん」の内容の充実とPR

7.福利厚生に関する事業
(1) 福利厚生事業の拡充
(2) 傷害総合保険(家族労災補償制度)の斡旋

8. 組織の拡充と強化
 年々組合員が減少するなかで現組織を維持拡大する事は極めて困難になってきている。今後は一組合だけの問題として捉えるのではなく、未加入地区の同業者や他組合との一層の交流、話し合いを深め、合わせて組合員の意識の高揚と組織の拡充・強化をはかる。

■事業報告等から
《組合の動き》
 名古屋本場果協が平成20 年3月31日をもって、組合を解散、43 年の幕を降ろした。今後「青果商組」の1支部として活動、日果連には準会員として席を置くこととなった。

《事業概要から》
・9月28日〜 11月9日の間、東京の7 市場に於いて東京都・東京都青果小売商団体協議会主催で「第20 回 都民のための野菜天国・果物王国・花華楽園まつり2008」市場まつりを開催。その他の市場に於いても盛大に「市場まつり」が開催された。
・フルーツカレンダーは81,460 部と前年より1万部余減少した。収支の面から部数の増、新たな広告主の開拓が緊急の課題である。
・「くだもの商品券」事業は、各都市間の交流発行ともに伸び悩んでおり、平成20 年度暦年の日果連と会員団体が取り扱った総発行枚数は51,030 枚、回収枚数は71,338 枚だった。
・市場休開市日を印刷したポケットカレンダーは好評で、昨年より多い50,930 枚を作成し頒布した。

《慶事》 平成20 年4月29日 藍綬褒章受章  林 武幸氏
     日本果物商業協同組合連合会会長 東京果物商業協同組合理事長

《弔事》 平成20 年5月11日 日果連元副会長 宮城仙台元理事長 郷内 忠治 殿(享年79 歳)

 

■総会および懇親会にご来臨のみなさま
衆議院議員 平 将明 様
農林水産省総合食料局流通課 商業調整官 山田 啓二 様
農林水産省総合食料局流通課商業指導班 指導係長 大熊 光輝 様
(財)食品流通構造改善促進機構 会長 馬場 久萬男 様
(財)中央果実生産出荷安定基金協会 常務理事 井上 直聖 様
(財)中央果実生産出荷安定基金協会 需要促進部長 野田 知広 様
(財)全国中央市場青果卸売協会 常務理事 倉林 輝雄 様
全国青果卸売協同組合連合会 専務理事 村瀬 史郎 様
全国青果物商業協同組合連合会 会長 井口 幸吉 様
全国青果物商業協同組合連合会 専務理事 上村 健二 様
日本園芸農業協同組合連合会 専務理事 佐本 和男 様
東京青果株式会社 常務取締役 渡辺 幸一 様

 

■日本果物商業協同組合連合会 林武幸会長挨拶
 先日、久しぶりに「老人と海」という映画を観ました。ヘミングウェイの小説を映画化したもので、巨大なカジキマグロと格闘する老いた漁師の話です。長く続く不漁にもめげず小さな船に乗り、たったひとりで漁に出る老人。彼を、世界一の漁師だと思っている少年…。昔観たときはそれほど感動しませんでしたが、今回は素晴らしいと思いました。いちばん心に響いたのは、獲物をどうしてもなんとかしなくてはならないと思う、老いた漁師の執念ともいえる信念です。
 私たちも、おいしいくだものを食べてもらうという信念を忘れてはなりません。また、よい時代のよい点を若い次世代に残し、日果連をだいじにして、もうひと花もふた花も咲かせるような業態にしていきたいと考えます。